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マイノリティー(少数民族)の困惑

 さて今回はグローバル化に伴う人種・民族問題を少し取り上げてみましょう。もちろんグローバル化が言われ始める前から、チャンスを求めて違う国に移り住む人はいたわけですが、その数は年々増え続けています。

 たとえばアメリカの人種別人口は、U.S. Census Bureauの2000年に行った調査によると以下のとおりです。

69.1% 白人
12.5% ヒスパニック及びラテン系
12.3% アフリカンアメリカン
3.6% アジア系

 その国の少数民族のことをマイノリティーと呼びますが、アメリカではマイノリティー比率が30%近いわけです。調査が5年前のものですからもしかするともう30%を超えているかもしれません。


 2005年8月にアメリカ南部を襲ったハリケーン、カトリーナによる被害は甚大なものでしたが、その被災地であるニューオーリンズはジャズのメッカでもあり、もともとアフリカンアメリカンの多い地域でした。それにしても、多くの白人たちが他の町へ避難したのに対し、アフリカンアメリカンの多くは移動するお金がないという理由で町に残り、そして多くの犠牲者が出てしまったのは残念としか言いようがありません。さらにその後の政府の対応の遅れも、もし救助を求めているのが白人だったら違った対応になったのではなどという話を聞くともはや憤りすら感じます。

 さて、マイノリティー問題が話題となっているのはアメリカだけではありません。フランスでも10月以降、数週間に渡ってマイノリティーによる暴動が起こり数千人が逮捕されました。暴動を起こしたのはほとんどが若者で、その地域の失業率が40%近くに上っているなどの不満が爆発したようです。
 ちなみにこの暴動、きっかけとなった一因はブログで暴動計画が盛り上がっていったことによるそうです。ネットの影響力の大きさを感じます。

 また、最も他民族に寛容と言われていた(自称していた)オーストラリアのシドニーでも12月に、白人の若者たちが大勢でレバノンなどの中東系マイノリティーの若者グループに暴行を加えると言う事件がありました。地元紙によると、そのマイノリティーの若者グループがビーチを独占していることに怒った白人の若者たちの愛国主義が強すぎたせいであるとか、酒に酔ってのただの暴力事件だとかさまざまに伝えられているようですが、真相はどうなのでしょうか?

 日本でも、中国の犯罪組織が暗躍しているなどの話題や外国人による犯罪が伝えられたりするたびに、他の多くのまじめに暮らしている外国人はきっと肩身の狭い思いをしているのかなと気の毒に思います。

 皆さんはどんなことを感じましたか?

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atglobeの投稿(17:03:48-2005-12-27) - カテゴリ: 人種問題に関するニュース TrackBacks

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