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ネットで知り合った彼に会うために海を渡った16歳の少女

 キャサリン・レスターさんはアメリカのミシガン州に住む16歳の女の子、ある日彼女は両親に「友達の家族と一緒にカナダへ旅行に行きたい」と相談しました。友達の家族と一緒なら安心だろうと、両親は彼女のカナダ行きを許してくれました。

 ところが出発当日、待ち合わせのバス停までキャサリンを車に乗せて見送りに行った母親がなかなか現れない友達家族に電話をしたところ、「そんな話は知らない」との事。キャサリンの嘘はばれてしまいました。

 家に連れ戻されて母親から「何のためにこんなことをしたのか?」と聞かれても、キャサリンは何も答えませんでした。そして次の日両親が仕事に行っている間に姿を消してしまったのです。

 母親から連絡を受けた警察やFBIの捜索のおかげで、彼女は数日後に無事保護されました。しかし驚いたことに彼女が保護された場所というのは、ヨルダンのアンマン空港だったのです。

 FBIによると、キャサリンはインターネットの"MySpace"というソーシャル・ネットワーキング・サイトで、イスラエルのヨルダン川西岸の町に住む男性と知り合い、彼に会うために一人で海を渡ったといいます。

 イスラエルのヨルダン川西岸といえば世界で最も危険な地域の一つであり、またアメリカではMySpaceで知り合った男性に会いに行って暴行を受けたり殺害される事件が頻発していることを考えると、この16歳の少女が無事保護されて「めでたし、めでたし」というお話でした。

 ところが今日のニュースによると、このお話には続きがあったようです。

続きはこちら→


 そのニュースの記事とは、「アメリカの花嫁が現れず嘆き悲しむイスラエルの男とその家族たち」というものです。

 その嘆き悲しむ男とはアブダラ(Abdullah Jinzawi)さん20歳。到着予定日、彼の母親はイスラエルのテル・アビブ空港へキャサリンさんを迎えに行っており、彼女の到着を今か今かと待ち受けていました。

 ところが飛行機が到着してもキャサリンは姿を現しません。心配になった母親がアメリカ領事館に問い合わせてみると、キャサリンは経由地アンマンで飛行機を降り、アメリカへ戻る便に乗り換えたといいます。何が起こったのか全くわからないアブダラさん一家は、悲しみと不安でいっぱいです。

 キャサリンはアブダラと結婚するためにイスラエルへ来てくれるはずでした。キャサリンは婚約パーティー用のピンクのドレスと、結婚式用の白のドレスを持ってくると約束してくれました。でも彼女はなぜか途中でアメリカへ帰ってしまった…、アブダラは失意のどん底にいました。

 後日彼女が無事だとわかったアブダラさん一家はとりあえず一安心、アブダラさんとキャサリンさんはネットを介して再会することができました。二人とも結婚を「絶対にあきらめない」そうです。二人ともどうぞお幸せに!、でも今度は両親の承諾をもらってからにしましょうね。

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今日のニュースソース
6ABC.com
USA TODAY

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atglobeの投稿(15:06:46-2006-06-15) - カテゴリ: インターネット関連問題 TrackBacks

コメント

かえる wrote:

アブダラさんとキャサリンを応援する。
2006-06-16 10:20:44

横浜の16歳 wrote:

がんばれキャサリン!
2006-06-17 07:46:48

atglobe wrote:

かえるさん、横浜の16歳さん、コメントありがとうございます。
2006-06-19 17:24:55

atglobe wrote:

キャサリンの行動は無謀で一つ間違えば大変なことになったかも
しれませんが、きっと本人も悩みぬいた挙句の行動なのでしょう。
アブダラさんは、当然キャサリンが両親に承諾を得ていると思い
込んで、キャサリンへイスラエルへの旅費を送っていたそうです。
2006-06-21 19:43:56

atglobe wrote:

続報です。

キャサリンの姉メアリーさんへのインタビュー記事で、メアリーさんは
こう言っています(要約)。
「アブダラさんがキャサリンのことを本当に愛していると信じているけど、
もし本当に愛しているなら、16歳の妹を呼ぶのではなく彼がアメリカに
来るべきだと思う。
キャサリンは事の重大さに気付いていないんだと思います。
でも16歳の女の子を説得するのは鉄を曲げるのと同じくらい難しいんです。」

ところで日本では未成年者は名前や顔を伏せて報道しますが、アメリカでは
州によっても異なるものの、Open Justiceの考え方に基づき実名報道される
ことが多くなっています。
今回の件でも、多くのニュースサイトで2人の写真を載せて報道しています。

↓ニュースソースはこちら
http://wcbstv.com/topstorie...
2006-06-23 14:28:32

atglobe wrote:

さらに続報です。

キャサリンさんと両親が、アメリカのテレビ局ABC放送の"Good Morning America"
に出演したそうです。
事前にインタビューしてあったアブダラさんの「キャサリンも僕も互いなしには
生きていけない…。」という言葉を聴いて、キャサリンさんは泣きながら「彼が
言っているのは本当よ。彼を愛しているの。」と語ったそうです。
番組の中でキャサリンさんの父親はこう言っています。
「(キャサリンが戻ってきたときに)最初はとにかくキャサリンを家に連れ帰り、
鍵をしてこのアメリカから一歩も出したくないと考えました。けれど皆さんも
ご覧になったとおり、愛し合っている二人を前にすれば、それは現実的では
ありません。」
↓ニュースソース:CBSニュース・オンライン
http://www.cbsnews.com/stor...

ついでにこの騒動をアメリカの一般の人達はどう受け止めているのか、いくつか
のブログサイトのコメントから拾ってみました(要約しています)。
「彼女はA級のばか者だ(彼女の学校での成績がオールAと報道されているので
それを皮肉っているようです)。MySpaceを責める前に自分の娘を責めるべき
だ。」
「とにかく無事に戻ってこれて良かった。これを薬にもっと自分の行動に注意
深くなってくれるといいけど…」
「私の11歳の孫娘が、MySpaceで知り合った男から本人の性器を撮った写真を
受け取っていた。警察に言ったが何もしてくれないし、孫娘は今もMySpaceを
やめようとしない。私はどうすればいいのか誰か教えてください。」
「キャサリンはかわいいからすぐにアメリカで恰好のいい彼氏を見つけること
ができると思う。」
「子供を持つ親として、私たちはMySpaceを利用する子供たちを監督する責任
がある。16歳という年齢は未熟で、正しい判断ができないことがあるという
典型的な出来事だった。」

立場の違いにより意見は様々です。あなたはどう思いますか?
2006-06-24 13:11:50

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