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上海で動物オリンピック開催中! −賛否両論です…

 中国では2年後の2008年に北京オリンピックが開催されますが、それに先駆けて開催されているのが9月29日から上海のワイルドアニマル・パークで行われている動物オリンピックです。

カンガルーのボクシング(上海の動物オリンピックの競技種目の一つ)
 上の写真は"競技種目"?の一つ、カンガルー対ヒトのボクシングです。第4回大会となる今年のオリンピックには、30種300頭の動物たちが参加し様々な競技を繰り広げます。その競技種目の一部をご紹介すると…

続きはこちら→


熊による"吊り輪"演技
チンパンジーの"バスケットボール"
チンパンジーの"重量挙げ"
アシカの"高飛び"
…などなど。

 この動物オリンピック、中国では人気の催しとなっていますが、世界中からは批判の的になっています。

 イギリスのメディアは、この動物オリンピックを「中国の残酷なオリンピック」と題して批判の記事を載せています。世界中の動物愛護団体が大会の開催に反対しており、イギリスの団体は中国大使館に抗議文を送ったそうです。

 動物愛護団体のあるメンバーはこう話しています。「これは動物に対する侮辱であり、世界中で高まりつつある野生動物を尊重しようという流れをぶち壊すものだ。」

 野生動物保護に熱心な欧米と、中国との間には考え方に若干の温度差はあるようですが、それぞれ賛否両論です。この問題に対する代表的な意見をオンライン・コミュニティ(ネット上で意見交換する場)から拾ってみました。

◎イギリスのオンライン・コミュニティ

Drewさん(アメリカ人)
「私は動物オリンピックでの動物の扱い方には賛同できない。怒りさえ覚える、でも私たちも動物園やサーカスに行って、野性から隔離され檻に入れられた動物たちを鑑賞しているんだ。残念なことだよ。」

Jeffさん(アメリカ人)
「(動物オリンピックを開催して楽しむ)彼らの何が悪いって言うんだ?」

Vickyさん(イギリス人)
「彼ら(中国人)は地球上で最も利口な部類だが、同時に最も残酷な人たちでもある。いつになったら止めるつもりなんだ。」

◎中国のオンライン・コミュニティ(おそらく全て中国人)

caffreyさん
「(前略)おそらく世界中のメディアが批判的な記事を載せるだろう。(中略)動物オリンピックが中止になって、2度と開催されないことを望むよ。本物のオリンピックがすぐそこに控えていることだし。」

tonglurenさん
「白人たちが反対しているから中止にしなきゃいけないって言うのかい?(中略)相変わらずイギリス人たちはまったくの偽善者なんだよ。世界中でずっと昔からサーカスや動物の演芸は家族や子供たちの娯楽として行われてきたんだ。上海のショーの方が(動物に)優しいし善意があるよ。少なくとも上海の動物たちは、Sea Worldなど世界中の水族館で行われているような、気持ちの悪い白人にキスをするなんて事は強要されないしね。(後略)」

menciusさん
「それじゃあ聞くけどあなたは、動物の権利について考えているのは白人だけだと思っているの?もしそうならあなたは狂っているわ。(カンガルーのボクシングなどを見て)動物をからかっているのを見て楽しいのなら、あなたはひどく程度の低いユーモアのセンスの持ち主なのね。(後略)」

 さて、皆さんはどんなことを感じましたでしょうか?

↓At-Globe内の関連記事
アフリカの野生動物捕獲ビジネス

↓今日の記事の参照サイト
CHINA daily(中国発のニュース記事)
Daily Mail(イギリス発のニュース記事)
CHINA dailyのオンライン・コミュニティ

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atglobeの投稿(12:34:58-2006-10-03) - カテゴリ: 世界文化に関するニュース TrackBacks

コメント

ちゃめ wrote:

 本当にカンガルーとボクシングをしていますね!
 カンガルー同士のカンガルーボクシングは、交尾の権利を争うらしいですね。

 しかし、どうなんでしょうね。
 本来は、見世物などを介せずに、自然に動物と人間が触れ合えれば良いのでしょうが、現実にはなかなか難しいでしょうね。
2006-10-03 21:16:04

atglobe wrote:

To ちゃめさん

>カンガルー同士のカンガルーボクシングは、交尾の権利を争うらしいですね…
そうなんですか、知りませんでした。
ということは雄だけの習性なんでしょうね。

>自然に動物と人間が触れ合えれば良いのでしょうが、現実にはなかなか難し…
最近は日本でも全国的に熊が人里に現れて人を襲ったり、鹿が道路に現れて騒ぎに
なったりといった事件が多いですよね。自然との共存はちゃめさんのおっしゃる
とおり簡単ではないでしょうね。

最近人気を集めている旭山動物園の園長の小菅正夫さんが、雑誌の対談で聞き手
から旭山動物園の動物の見せ方について「こんなに人が近くまで寄って来ると動物
たちが嫌がるのではないか?」という質問をされました。
それに対して小菅さんは「動物たちは人間に対して興味を持っているのです。
逆に動物が人間を観察しに近寄ってくるんですよ。」というような回答をして
いました。
獣医師の小菅さんならではの発想なのかなと思いました。
動物園のあり方も今後は問われていくのかもしれませんね。
2006-10-04 12:52:40

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